はじめに
『【ブルーアイズ】ってどんなテーマ?』
『【ブルーアイズ】どんな戦い方をするデッキなの?』
この記事はそんな方へ向けて書かれた簡易的なテーマ解説記事です。
『【ブルーアイズ】はどんなデッキか知ってるけど、どんなカードと相性が良いのかが分からない』という方はこちらの記事を。
また、『どんなテーマかはさておき、優勝してるデッキレシピが見たいよ!』という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
■今回の記事で取り扱う【ブルーアイズ】デッキの構築に関して
【ブルーアイズ】に関連するカードは非常に多く存在するため、デッキの構築も様々な型が存在します。
その中でも代表的な構築パターンは3種類あります。
1つは特に強力な【ブルーアイズ】カードを厳選してデッキを構築する【スタンダード軸青眼】。
次に【ブルーアイズ】融合モンスター主軸に据えた【融合軸青眼】。
最後に、【ブルーアイズ】儀式モンスターを主軸に据えた【儀式軸青眼】。
以上の3つが【ブルーアイズ】の代表的なデッキ構築パターンとなります。
今回の記事では最も安定している【スタンダード軸】の【ブルーアイズ】デッキの解説を行います。
儀式召喚を主軸とした【儀式軸青眼】がどんなデッキか気になるという方は以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
■今回の記事で解説するカードについて
まずはじめにテーマ内には何種類のカードが存在するのかを確認してみましょう。
現在、【ブルーアイズ】に関連する効果を持ったテーマカードは以下の通りとなります。
モンスターカード:19種類
魔法カード:9種類
罠カード:1種類
エクストラモンスター:6種類
合計:35種類
全部で【ブルーアイズ】に関連する効果を持つカードは35種類あります。
今回の記事では特に重要度が高い8種類のカードに絞り、解説を行います。
モンスターカード:6種類
エクストラモンスター:2種類
合計:8種類
また、【蒼眼の銀龍】はテーマ内のカードではありませんが、合わせて解説した方が都合が良いため、今回の記事でまとめて解説します。
■【スタンダード軸青眼】についての概要
ここでは【ブルーアイズ】デッキのおおまかな概要について書きます。
メインデッキに属する【ブルーアイズ】モンスターはレベル8の上級モンスターであり、高い攻撃力と強力なモンスター効果を持ちます。
また、上級モンスターでありながら展開手段が豊富に用意されてるため、容易にフィールドへ展開することが可能。
テーマ内に存在する『レベル1のチューナーモンスター』は、様々な効果でメインデッキの【ブルーアイズ】モンスターをサポートします。
レベル1のチューナーモンスターとレベル8の【ブルーアイズ】モンスターをシンクロ素材とすることで、強力な効果を持った【ブルーアイズ】シンクロモンスターの展開へと繋げることができます。
■【ブルーアイズ】モンスターについて解説
ここではデッキの主役となる3体の【ブルーアイズ】モンスターについての解説を行います。
【光属性/ドラゴン族/通常】
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
このデッキで最も重要となるモンスター。
特別な効果を持たない通常モンスターではありますが、テーマ内の様々な【ブルーアイズ】サポートカードの恩恵を受けられるだけでなく、『レベル8』、『高い攻撃力・守備力』、『ドラゴン族』、『通常モンスター』とステータスの面で非常に優れたモンスターです。
【光属性/ドラゴン族/特殊召喚/効果】
このカードは通常召喚できない。
手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。
この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。
この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
通常召喚ではフィールドへ展開できませんが、手札の【青眼の白龍】を相手プレイヤーに見せるだけでフィールドへ特殊召喚できるため、非常に展開しやすいメインアタッカーとなります。
また、一度この展開条件を満たした【青眼の亜白龍】であれば、墓地へ送られた際にも【復活の福音】等の他のカード効果で墓地からこのカードを蘇生することが可能となります。
そのモンスターを破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
自身の攻撃する権利を破棄する代わりに、相手の場のモンスター1体を破壊できる起動効果。
このカードは攻撃力が3000と高いため、基本的には戦闘を行った方が良い場面が多いですが、『戦闘で破壊されない耐性を持ったモンスター』や、『自身より攻撃力の高いモンスター』であっても処理できる選択肢が増えるのが強み。
【光属性/ドラゴン族/効果】
このカードはルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。
(1):このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(3):相手フィールドにモンスターが存在する場合、このカードをリリースして発動できる。
手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
【ブルーアイズ】カードとして扱うことでテーマ内の【ブルーアイズ】サポートを受けることができるようになり、通常モンスターとして扱うことで【銀龍の轟咆】での蘇生、【竜の霊廟】で墓地に送る際に便利など、様々な恩恵を得られます。
そのカードを除外する。
このカードをフィールドへ展開することで相手の魔法・罠カードを除去可能。
『破壊』ではなく『除外』で魔法・罠を除去するため、相手プレイヤーに再利用手段を与えづらい点も強力。
手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
フリーチェーンでこの効果を使用できるため、追撃やサクリファイスエスケープの要領で手札の【青眼の白龍】を展開可能。
★【ブルーアイズ】モンスターについての重要なポイント
- レベルは8で統一されている
- 【ブルーアイズ】サポートカードの恩恵を受けられる
レベル1チューナーモンスター
ここでは【ブルーアイズ】モンスターをサポートする効果を持った3枚のレベル1チューナーについての解説を行います。
【光属性/ドラゴン族/チューナー/効果】
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
非常に満たしやすい発動条件でデッキから【青眼の白龍】をサーチできます。
【光属性/ドラゴン族/チューナー/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
発動タイミングはエンドフェイズと遅いですが、【青眼の白龍】、【白き霊龍】などの上級モンスターをデッキから直接特殊召喚できるのは強力。
また、この(1)の効果には名称を指定した効果の発動回数制限が設けられていないため、1ターン中に複数枚の【太古の白石】を墓地へ送れば、その数だけエンドフェイズにデッキから【ブルーアイズ】モンスターを特殊召喚することができます。
そのモンスターを手札に加える。
状況に応じた【ブルーアイズ】モンスターを墓地から手札に加えることができます。
基本的にはこの効果から【青眼の亜白龍】の展開へと繋げることになりますが、レベル8の【ブルーアイズ】モンスターを【トレード・イン】の発動コスト用として墓地から回収するといった運用方法も可能。
【光属性/魔法使い族/チューナー/効果】
「青き眼の賢士」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。
(2):このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。
テーマ内のモンスターであれば、【伝説の白石】、【太古の白石】をデッキからサーチできます。
また、テーマ内のモンスターだけでなく、汎用手札誘発モンスターである【エフェクト・ヴェーラー】もこの効果で手札に加えることができるため、合わせて【ブルーアイズ】デッキに採用されることも多いです。
そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
効果モンスターであればこの効果で【ブルーアイズ】モンスターへ変換することができます。
便利な効果ではありますが、基本的にこのカードはフィールドへ召喚して(1)の効果を使用することが基本となります。
【ブルーアイズ】シンクロモンスターについて解説
ここではこのテーマ内に存在する2枚のシンクロモンスターについての解説を行います。
【光属性/ドラゴン族/シンクロ/効果】
チューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに2体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(3):S召喚したこのカードをリリースして発動できる。
エクストラデッキから「青眼の精霊龍」以外のドラゴン族・光属性のSモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
基本的には先程の【太古の白石】、【伝説の白石】、【青き眼の賢士】等のレベル1のチューナーモンスターと、レベル8の【ブルーアイズ】モンスターを素材としてシンクロ召喚します。
ペンデュラム召喚のような、『同時に2体以上のモンスターを特殊召喚するデッキ』に対して高い制圧力を発揮します。
この効果はお互いのプレイヤーに影響を与える効果ですが、【ブルーアイズ】モンスターは基本的に1体ずつ特殊召喚されるため、この効果の影響は受けづらいです。
その発動を無効にする。
発動するカードの種類は問わずに、墓地で発動するカード効果であれば1ターンに1度だけノーコストでその発動を無効化することができます。
墓地で効果を発動するカード効果は増加傾向にあるため、今後も安定した活躍が期待できるでしょう。
エクストラデッキから「青眼の精霊龍」以外のドラゴン族・光属性のSモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
自身をリリースすることで、該当するステータスのシンクロモンスターをエクストラデッキから守備表示で特殊召喚可能。
この効果はフリーチェーンで発動可能なので、バトルフェイズでの追撃やサクリファイスエスケープなどに応用可能。
該当するモンスターの中でも、特に相性が良いのが次に解説する【蒼眼の銀龍】です。
【光属性/ドラゴン族/シンクロ/効果】
チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):自分スタンバイフェイズ毎に自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
テーマ内のモンスターのみでシンクロ召喚を行うためには【青眼の白龍】をフィールドへ展開しなくてはいけないため、【青眼の精霊龍】に比べるとシンクロ召喚が行いづらいです。
しかしこのカードは基本的に【青眼の精霊龍】の効果でエクストラデッキから直接特殊召喚されるため問題にはなりません。
自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、効果の対象にならず、効果では破壊されない。
自身の特殊召喚成功時に強制発動する誘発効果で、ターン終了時まで自分フィールド全てのドラゴン族へ『対象への耐性』と『効果破壊耐性』を付与します。
このカードは【青眼の精霊龍】の効果でフリーチェーンで特殊召喚できるため、任意のタイミングでこのカードを展開し、自分の場の『ドラゴン族』へ耐性を与えることができます。
また、【青眼の精霊龍】の効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに破壊されるデメリットを付与されます。
しかしこのカードは『ドラゴン族』なので自身の効果で破壊耐性を得るため、そのデメリットを回避できます。
そのモンスターを特殊召喚する。
テーマ内のカードの場合、墓地に存在する【青眼の白龍】、または墓地で通常モンスターとして扱われる【白き霊龍】を毎ターン蘇生することができます。
特に、特殊召喚成功時に相手の場の魔法・罠カードを除去できる【白き霊龍】は優先的に蘇生したいところ。
★【ブルーアイズ】シンクロモンスターの重要なポイント
- レベル9のシンクロモンスター
- レベル1チューナーとレベル8の【ブルーアイズ】モンスターを素材としてシンクロ召喚!
■【ブルーアイズ】デッキの基本的な回し方
まずは【トレード・イン】、【ドラゴン・目覚めの旋律】等の手札補充効果を持ったカードを発動し、手札を整えます。
【ブルーアイズ】モンスターを自身の効果やカード効果によってフィールドへ展開します。
【ブルーアイズ】モンスターは基本的に特殊召喚でフィールドへ展開されるため、余った召喚権を使用してフィールドへレベル1のチューナーモンスターを召喚します。
レベル1チューナーとレベル8の【ブルーアイズ】モンスターを素材として【青眼の精霊龍】をシンクロ召喚。
相手が『ペンデュラム召喚』や墓地を活用するデッキであれば、【青眼の精霊龍】1枚で相手に大きな制圧力を発揮できます。
展開した【ブルーアイズ】モンスターでビートダウンを行うのがこのテーマの基本的な戦術となります。
おわりに
以上、【ブルーアイズ】デッキの簡易的な解説でした。
もしデッキを組みたいと思った方は、【ブルーアイズ】デッキを組む際に一緒に買った方が良い相性が良いカードについて書いた記事もあるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
また、実際に優勝しているデッキレシピが気になるという方はこちらの記事をどうぞ。
コメント
丁寧でわかりやすく、良い記事だと思います。
影霊衣の記事を読んでみたいです。
ありがとうございます!嬉しいです!
ネクロスですね〜。
必ず書きますのでその時は是非読んでください!
この記事読んでブルーアイズデッキ組みました!本当に分かりやすく参考になりました!
そう言っていただけると本当に嬉しいです!!
分かりやすく、簡単にデッキを、組む事ができました。
ありがとうございました。
新しくデッキを組む手助けが出来たなら非常に嬉しいです!
これからも遊戯王を楽しみましょう~!😉
余談ですが、巨神の守護騎士と巨神の聖騎士で青眼の白龍か青眼の亜白龍を装備して滅びの爆裂疾風弾を打てるので面白いですよ
そのあとカオスマックスなどで攻撃すれば滅びの爆裂疾風弾のデメリットも解消できますよ
光ひかりの霊堂
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「滅びの爆裂疾風弾」1枚を手札に加える。
でサーチもできるので困ったときも使えますよ
(フィールドに白龍か青眼がいれば打てるので最大限利用したいですね)
死のマジックボックス スケープゴート 簡易融合をおすすめしたいですね
確実に運が絡んできますが
死のマジックボックス
儀式 関連カード (マンジュゴッドなど)
カオスマックス 関連カード (ドラゴン・目覚めざめの旋律など)
防御力0のカード (青眼めの乙女 青眼めの巫女 バトルフェーダー 簡易融合など)
でワンパンできますし
ルートを変えてスケープゴートから
リンクリボー セキュリティドラゴンでリンク邪魔なモンスター(できればEXゾーン前のモンスター)を手札に返し
リンクリボー セキュリティドラゴンをサモンソーサレスにしてリンク先に乙女、巫女を召喚し相手に投げつけて
カオスマックスでとどめです
長々とすいませんでした