はじめに
『【転生炎獣】ってどんなテーマ?』
『【転生炎獣】どんな戦い方をするデッキなの?』
この記事はそんな方へ向けて書かれた簡易的なテーマ解説記事です。
『【転生炎獣】はどんなデッキか知ってるけど、どんなカードと相性が良いのかが分からない』という方はこちらの記事を。
また、『どんなテーマかはさておき、優勝してるデッキレシピが見たいよ!』という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
■今回の記事で解説するカードについて
まずはじめにテーマ内には何種類のカードが存在するのかを確認してみましょう。
現在、【転生炎獣】に関連する効果を持ったテーマカードは以下の通りとなります。
モンスターカード:14種類
魔法カード:6種類
罠カード:3種類
エクストラモンスター:5種類
合計:28種類
全部で【転生炎獣】に関連する効果を持つカードは28種類あります。
今回の記事では特に重要度が高い17種類のカードに絞り、解説を行います。
モンスターカード:6種類
魔法カード:4種類
罠カード:2種類
エクストラモンスター:5種類
合計:17種類
■【転生炎獣】デッキの概要
ここでは【転生炎獣】デッキのおおまかな概要について書きます。
【転生炎獣】デッキは、【サラマングレイト】リンクモンスターを主軸としたビートダウンを基本戦術とします。
メインデッキの【サラマングレイト】モンスターは高い展開力を持つため、容易に【サラマングレイト】リンクモンスターの展開へと繋げられます。
また、【転生炎獣】リンクモンスターは容易に展開できますが、そのままでは本来の力を発揮することができません。
【転生炎獣】リンクモンスターは『自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚する』ことで本来の強力な効果を発揮します。
例えば【転生炎獣サンライトウルフ】の場合、【転生炎獣サンライトウルフ】を素材として使用してリンク召喚することにより、通常より強力なモンスターとして活躍できます。
このリンク召喚の方法を今回の記事では『転生リンク召喚』と便宜上呼ばせていただきます。
『転生リンク召喚』の都合上、【転生炎獣】リンクモンスターを採用する場合には基本的に2枚以上の同名モンスターを採用する必要があります。
また、リンクモンスターだけでなく融合モンスターやエクシーズモンスターも扱うため、様々な召喚方法を楽しむこともできます。
【サラマングレイト】魔法カードは『【サラマングレイト】モンスターのサーチ』、『【サラマングレイト】モンスターの蘇生・展開』、『転生リンク召喚の補助』など、様々な方法で【転生炎獣】デッキをサポートします。
【転生炎獣】罠カードは基本的に相手プレイヤーの妨害に特化しており、テーマ内のカードでの回収なども容易となっているため、【サラマングレイト】罠カードを使いまわして相手のプレイを妨害します。
■【転生炎獣】モンスターについて解説
ここでは6枚の【転生炎獣】モンスターについての解説を行います。
高い展開力を持つ
メインデッキの【転生炎獣】モンスターは『自身をフィールドへ特殊召喚する効果』を持つカードが多いため、容易に【転生炎獣】リンクモンスターの展開へと繋げられる強みがあります。
【転生炎獣】モンスターの効果テキスト詳細
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」カード1枚を墓地へ送る。
このカードを手札から特殊召喚する。
緩い発動条件で手札から展開可能。
基本的には【サラマングレイト】モンスターを素材としたリンク召喚を行った際に手札に存在するこのカードを特殊召喚します。
デッキから「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」カード1枚を墓地へ送る。
テーマ内のカードを状況に合わせて墓地へ送ることができます。
【サラマングレイト】モンスターは墓地から蘇生できるモンスターが多いため、次の展開へと繋げられます。
【サラマングレイト】魔法・罠カードはテーマ内のカード効果で簡単に墓地から手札に加えることができるため、後に手札に加えたい魔法・罠カードを墓地へ送ることになります。
(1)の効果でフィールドへ展開しやすく、展開と同時に墓地肥やしも行なうため非常に優秀。
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが通常のドロー以外の方法で手札に加わった場合、このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):手札からこのカード以外の「サラマングレイト」カード1枚を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このカードを手札から特殊召喚する。
デッキからサーチした時、墓地からこのカードを回収した時、フィールドのこのカードを手札に戻した時など様々な場面で発動条件を満たし、展開することができます。
このカードを手札から特殊召喚する。
手札消費は激しくなりますが、能動的に手札に存在するこのカードをフィールドへ展開可能。
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、「転生炎獣ファルコ」以外の自分フィールドの「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
そのカードを自分フィールドにセットする。
既に発動して墓地へ送られた【サラマングレイト】魔法・罠カードや、【転生炎獣ガゼル】の効果で墓地へ送った【サラマングレイト】魔法・罠カードを回収可能。
そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
手札へ戻す必要があるため、リンク・エクシーズ・融合などのエクストラモンスターをバウンスした際はこのカードを特殊召喚できない点に注意。
また、この効果でフィールドに存在する【転生炎獣ミーア】を手札に戻した場合、【転生炎獣ミーア】が『ドロー以外の方法で手札に加わる』ことになるため、墓地に存在するこのカードを蘇生した後、手札に加わった【転生炎獣ミーア】をそのままフィールドへ展開することができます。
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「サラマングレイト」カードが存在する場合、このカードを手札から捨て、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
(2):自分フィールドに「転生炎獣スピニー」以外の「サラマングレイト」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
自分・相手を問わずにフィールドの表側表示のモンスター1体の攻撃力を500ポイント強化します。
基本的には自分フィールド上のモンスターの攻撃力を強化して戦闘をサポートすることになりますが、後半に解説する【転生炎獣】融合モンスターとの兼ね合いで相手フィールド上のモンスターの攻撃力を強化するケースもあります。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
非常に満たしやすい発動条件で墓地に存在するこのカードを蘇生可能。
このカードは(1)の効果で能動的に墓地へ送ることができるため、そのままこの(2)の蘇生効果の発動へ繋げることができます。
この効果で特殊召喚されたこのカードはフィールドを離れた場合に除外されてしまうため、再利用を行いたい場合はリンク素材ではなくエクシーズ素材として用いることで、再びこのカードを墓地へ送ることが可能。
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚めくる。
その中から「サラマングレイト」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードはデッキに戻す。
(2):このカードが墓地に存在し、フィールドに表側表示の魔法・罠カードが存在する場合、手札から「サラマングレイト」カード1枚を捨てて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚めくる。
その中から「サラマングレイト」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードはデッキに戻す。
テーマの中でも貴重な手札補充効果を持ったモンスター。
効果の成功確率を上げるためになるべくメインデッキの【サラマングレイト】カードの比率を上げたいところ。
このカードを特殊召喚する。
その後、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
自分・相手を問わずにフィールドに表側表示の魔法・罠カードが存在すれば、手札の【サラマングレイト】カードをコストに蘇生可能。
蘇生した後に魔法・罠カードを対象に取らずに破壊できますが、この破壊効果は任意の発動なので、自分フィールド上にしか表側表示の魔法・罠カードが存在しない場合は破壊しないという選択も可能。
【炎属性/サイバース族/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「サラマングレイト」リンクモンスターが存在する場合、「転生炎獣Jジャガー」以外の自分の墓地の「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを自分の「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを自分の「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
墓地に存在する【サラマングレイト】モンスターをデッキへ戻しつつ、墓地に存在する自身を蘇生可能。
【サラマングレイト】リンクモンスターは『転生リンク召喚』の都合で墓地へ溜まりやすいため、それらのモンスターをエクストラデッキへ戻しつつこのカードを蘇生するのが基本となります。
★【サラマングレイト】モンスターの重要なポイント
- 炎属性・サイバース族
- フィールドへ展開することに特化
■【サラマングレイト】魔法カードについて解説
ここではデッキをサポートする3枚の【サラマングレイト】魔法カードについての解説を行います。
【サラマングレイト】魔法カードの効果テキスト詳細
【フィールド魔法】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分が「サラマングレイト」リンクモンスターをリンク召喚する場合、自分フィールドの同名の「サラマングレイト」リンクモンスター1体のみを素材としてリンク召喚できる。
(2):自分のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、1000LPを払い、自分フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、そのモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
このテーマの最大の特徴でもある『転生リンク召喚』を行いやすくする効果。
例えば【転生炎獣サンライトウルフ】は本来『炎属性の効果モンスター2体』を素材としなければリンク召喚できませが、このカードの発動下では『【転生炎獣サンライトウルフ】1体』を素材として【転生炎獣サンライトウルフ】をリンク召喚可能となります。
【永続魔法】
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンクマーカーの数まで、自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する。
自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
毎ターン、ノーコストで手札または墓地の【サラマングレイト】モンスターを展開できます。
そのモンスターのリンクマーカーの数まで、自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する。
このカードを墓地へ送る必要がありますが、『転生リンク召喚』した状態の【サラマングレイト】モンスターが存在する場合は、そのリンクマーカーの数まで【サラマングレイト】モンスターを蘇生・展開できます。
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を手札に加える。
●自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
シンプルで便利なサーチ効果。
状況に応じた【サラマングレイト】モンスターを手札に加えます。
このターン、そのモンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
『転生リンク召喚』した状態の【サラマングレイト】リンクモンスターに『自身以外のモンスター効果を受けない耐性』を付与します。
相手のモンスター効果での除去から守ったり、確実に【サラマングレイト】モンスターの効果を通したい場合などに有用。
序盤では『サーチ』、後半では『補助』と1枚でも大きく異なる役割をこなせるのが強み。
★【サラマングレイト】魔法カードの重要なポイント
- 様々な効果で【サラマングレイト】モンスターをサポート!
■【サラマングレイト】リンクモンスターについて解説
ここでは3枚の【サラマングレイト】リンクモンスターの解説を行います。
【サラマングレイト】リンクモンスターの効果テキスト詳細
【炎属性/サイバース族/リンク/効果】
レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「転生炎獣の聖域」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの「サラマングレイト」カードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
【サラマングレイト】モンスターは全て『サイバース族』なので、テーマ内の下級モンスターであれば問題なくリンク素材にできます。
デッキから「転生炎獣の聖域」1枚を手札に加える。
『転生リンク召喚』には欠かせないフィールド魔法カード、【転生炎獣の聖域】を手札に加えます。
フィールドに維持したい【サラマングレイト】モンスターや、【サラマングレイト】魔法カードを破壊から守ることができます。
相手の効果で1度に複数枚の【サラマングレイト】カードが破壊される場合であっても、このカード1枚を除外すれば全ての【サラマングレイト】カードを破壊から守れます。
また、このカードは『転生リンク召喚』をするメリットが少ないため、(1)のサーチを使用したら次の【サラマングレイト】リンクモンスターの素材とするのが基本となります。
【炎属性/サイバース族/リンク/効果】
炎属性の効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
自分の墓地から炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できない。
(2):このカードが「転生炎獣サンライトウルフ」を素材としてリンク召喚されている場合に発動できる。
自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。
【転生炎獣】モンスターは全て『炎属性』なので、テーマ内の任意のモンスター2体でリンク召喚可能。
自分の墓地から炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できない。
【サラマングレイト】モンスターは全て『炎属性』なので、この効果で手札に加えることができます。
他にも強力な手札誘発モンスターである【灰流うらら】もこの効果で手札に加えることが可能。
自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。
『転生リンク召喚』された状態であればノーコストで毎ターン墓地の【サラマングレイト】魔法・罠カードを手札に加えることができます。
このカードをフィールドに維持すれば、毎ターン(1)と(2)の効果でアドバンテージを稼ぐことができる優秀なリンクモンスターです。
【炎属性/サイバース族/リンク/効果】
炎属性の効果モンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):このカードが「転生炎獣ヒートライオ」を素材としてリンク召喚されている場合、1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターの攻撃力は、ターン終了時まで対象の墓地のモンスターの攻撃力と同じになる。
【転生炎獣サンライトウルフ】と同じ素材を指定しています。
リンク2である【転生炎獣サンライトウルフ】を素材とすれば最低2体のモンスターでリンク召喚できます。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
リンク召喚を行なうだけで相手の魔法・罠カードを除去可能。
この効果には1ターンに1度の発動回数制限が設けられていないため、このカードの転生リンク召喚を行った際にはもう一度この効果を使用して相手の魔法・罠を除去できます。
対象のフィールドのモンスターの攻撃力は、ターン終了時まで対象の墓地のモンスターの攻撃力と同じになる。
『転生リンク召喚』を行った際に扱える効果。
フィールドのモンスター1体の攻撃力を、自分の墓地のモンスター1体と同じにします。
基本的には相手フィールド上のモンスターを対象として発動し、本来より低い攻撃力に変化させることで戦闘での突破を狙いやすくします。
自分フィールド上のモンスターを対象にする場合は、元々の攻撃力より高い攻撃力となるように墓地のモンスターを選択します。
■【サラマングレイト】罠カードについて解説
ここでは相手のプレイの妨害に特化した【サラマングレイト】罠カードについての解説を行います。
【転生炎獣】罠カードの効果テキスト詳細
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「サラマングレイト」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。
そのカードを破壊する。
フリーチェーンでフィールドのカードを破壊できるので便利ではありますが、合計2枚のカードを消費してフィールド上のカード1枚を破壊するため、カードアドバンテージ的には不利。
そのモンスターのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。
『転生リンク召喚』された【転生炎獣】モンスターが存在する場合は、『ノーコストで1~3枚のカードを対象に取らずに破壊』という非常に強力な効果を使用することができます。
基本的にはこちらの効果を狙って発動したいところ。
【カウンター罠】
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「サラマングレイト」リンクモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自身と同名のモンスターを素材として「サラマングレイト」リンクモンスターが自分フィールドにリンク召喚された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
その発動を無効にし破壊する。
モンスター効果の発動の無効化、魔法カードの発動の無効化、罠カードの発動の無効化、すべてに対応する万能型のカウンター罠カード。
発動条件として【サラマングレイト】リンクモンスターがフィールドに存在している必要がありますが、ノーコストで発動できるカウンターとしては破格の性能であると言えるでしょう。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
『転生リンク召喚』が行われた際に墓地に存在するこのカードをセットできる効果。
強力な効果ですがこの効果でセットされたこのカードはフィールドから離れた場合に除外されてしまうため、再利用が難しくなってしまいます。
テーマ内の【転生炎獣ファルコ】、【転生炎獣サンライトウルフ】の効果でも墓地のこのカードを回収できるため、この効果の発動タイミングは考えたほうが良いです。
★【サラマングレイト】罠カードについての重要なポイント
- 【サラマングレイト】リンクモンスターと合わせて運用するのが基本
- 【サラマングレイト】モンスターの効果で回収して使い回す!
■【転生炎獣】エクシーズモンスターについて解説
【炎属性/サイバース族/エクシーズ/効果】
レベル3モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は炎属性モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):X召喚したこのカードが「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
テーマ内のモンスターであれば【転生炎獣ガゼル】、【転生炎獣スピニー】、【転生炎獣フォクシー】などを素材としてエクシーズ召喚可能。
特に前者2枚はフィールドへ展開しやすいため、容易にエクシーズ召喚が狙えます。
また、属性や種族などに特に指定は無いため、【SRベイゴマックス】と【SRタケトンボーグ】をデッキへ採用してこのカードのエクシーズ召喚を狙う構築もあります。
デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は炎属性モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
守備表示での特殊召喚なので素材としての運用が基本となりますが、デッキからのモンスターリクルートは強力。
また、効果発動のデメリットとしてターン終了時まで『炎属性モンスター以外の効果』が発動不可能となりますが、テーマ内【サラマングレイト】モンスターは全て『炎属性』なのでテーマ内のカードを使用する分には問題となりません。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
リンク召喚のついでに相手フィールド上のモンスターを除去可能。
バウンスでの処理なので【サラマングレイト】では対処しにくい破壊耐性を持ったモンスターの対処に便利。
■【サラマングレイト】融合モンスターについて解説
ここでは【サラマングレイト】デッキで融合召喚を行なうための魔法カード1枚と、融合召喚されるモンスター1枚についての解説を行います。
【転生炎獣】融合ギミックについての解説
【通常魔法】
このカードはルール上「サラマングレイト」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札及び自分・相手フィールドから「サラマングレイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
ルール上【サラマングレイト】カードとして扱うため、テーマ内の効果でデッキから墓地へ送ったり、墓地から手札に加えやすいようになっています。
融合素材を自分の手札、自分フィールドに加えて『相手フィールド』からの調達できる【サラマングレイト】融合モンスター専用の融合魔法カード。
【サラマングレイト】融合モンスターは次に解説する【転生炎獣ヴァイオレットキマイラ】しか存在しないため、現状では【転生炎獣ヴァイオレットキマイラ】の融合召喚を行なうことになります。
【炎属性/サイバース族/融合/効果】
「サラマングレイト」モンスター+リンクモンスター
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分だけアップする。
(2):このカードが元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ倍になる。
(3):「転生炎獣ヴァイオレットキマイラ」を素材として融合召喚したこのカードと戦闘を行うモンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ0になる。
【サラマングレイト】デッキであれば簡単に調達できる融合素材です。
また、【フュージョン・オブ・ファイア】を用いて融合召喚する場合は相手フィールド上のモンスターも融合素材にできるため、相手がリンクモンスターを扱うデッキならそのリンクモンスターを融合素材として除去しつつこのカードを融合召喚できます。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分だけアップする。
攻撃力の高いモンスターを素材とすれば、大きな攻撃力の上昇が期待できます。
攻撃力の上昇はターンの終了時までなので、そのターン中に相手のライフをゼロにしたいところ。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ倍になる。
攻撃力が変動しているモンスターと戦闘を行う際に自身の攻撃力を2倍にできます。
(1)の効果で攻撃力が上昇している状況ならその数値の2倍となるため、貫通ダメージで一気に相手のライフを0まで削り切ることができます。
【転生炎獣ヒートライオ】の効果で攻撃力を変動させたり、【転生炎獣スピニー】で相手モンスターの攻撃力を上昇させたりなど、テーマ内のカードで意図的に相手モンスターの攻撃力を変動させる事も可能。
同名のモンスターを融合素材とした場合は(2)の効果と合わせて爆発力が更にましますが、(1)と(2)の効果だけでも十分に強力なのでこの効果の発動までは狙う必要性は少ないです。
★【転生炎獣】融合ギミックについての重要なポイント
- 【フュージョン・オブ・ファイア】で相手フィールド上のリンクモンスターを融合素材として調達可能
- 攻撃力が変動しているモンスターとの戦闘で一気にライフを削る!
■【転生炎獣】デッキの基本的な回し方
まずはメインデッキの下級【サラマングレイト】モンスターをフィールドへ展開します。
【転生炎獣の炎陣】でのサーチや【転生炎獣の意志】での展開補助もあるので、容易にフィールドへリンク素材を調達できます。
その【サラマングレイト】モンスターを素材に【転生炎獣ベイルリンクス】をリンク召喚。
『転生リンク召喚』に必要な【転生炎獣の聖域】をサーチします。
【転生炎獣の聖域】を発動し、『転生リンク召喚』が可能な状態を構築したら、更に下級【サラマングレイト】モンスターを展開し、【転生炎獣サンライトウルフ】をリンク召喚。
【転生炎獣サンライトウルフ】を『転生リンク召喚』し、墓地の【サラマングレイト】魔法・罠カードを回収できる状態にします。
【サラマングレイト】罠カードで相手のカード除去やプレイ妨害を行いつつ、【転生炎獣サンライトウルフ】の効果で墓地の【サラマングレイト】魔法・罠カードを回収しながらビートダウンを行なうのがデッキの基本戦術となります。
相手がリンクモンスターを展開した際には【フュージョン・オブ・ファイア】を発動し、そのリンクモンスターを融合素材として除去しつつ、【転生炎獣ヴァイオレット・キマイラ】を融合召喚します。
【転生炎獣サンライトウルフ】や【転生炎獣スピニー】で攻撃力を変動した相手モンスターに攻撃すれば、相手のライフを一気にゼロまで削ることができます。
おわりに
以上、【転生炎獣】デッキの簡易的な解説でした。
もしデッキを組みたいと思った方は、【転生炎獣】デッキを組む際に一緒に買った方が良い相性が良いカードについて書いた記事もあるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
また、実際に優勝しているデッキレシピが気になるという方はこちらの記事をどうぞ。
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