はじめに
『【魔弾】ってどんなテーマ?』
『【魔弾】どんな戦い方をするデッキなの?』
この記事はそんな方へ向けて書かれた簡易的なテーマ解説記事です。
重要度が低いカードについては解説を省くことがございますが、ご了承ください。
目次ごとに項目が分かれていますので、自分の読みたい箇所のみをチェックすることもできます。
『【魔弾】はどんなデッキか知ってるけど、どんなカードと相性が良いのかが分からない』という方はこちらの記事を。
また、『どんなテーマかはさておき、優勝してるデッキレシピが見たいよ!』という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
■テーマに存在するカードの種類
まずはじめにテーマ内には何種類のカードが存在するのかを確認してみましょう。
現在、【魔弾】に関連する効果を持ったテーマカードは以下の通りとなります。
モンスターカード:7種類
魔法カード:2種類
罠カード:4種類
エクストラモンスター:1種類
合計:14種類
全部で【魔弾】に関連する効果を持つカードは14種類あります。
今回の記事では特に重要度が高い9種類のカードに絞り、解説を行います。
モンスターカード:4種類
魔法カード:2種類
罠カード:2種類
エクストラモンスター:1種類
合計:9種類
■【魔弾】モンスターについての概要
テキストを確認する前に、【魔弾】モンスターがどのような特徴を持っているのかの解説を行います。
手札から【魔弾】魔法・罠カードを発動可能に
【魔弾】モンスターは、以下の共通した効果を持ちます。
テーマ内に存在する【魔弾】魔法・罠カードをフリーチェーンで手札から発動可能になります。
本来、遊戯王において速攻魔法・罠カードを相手ターン中に発動する場合にはフィールドへ1ターンセットしておく必要がありますが、手札から直接発動できるようになるので1ターン伏せずとも相手ターンに魔法・罠カードを発動できるのが【魔弾】の強みです。
自分と同じ縦列で魔法・罠カードが発動すると固有効果を発動
次に、【魔弾】モンスターは以下の共通した発動条件のモンスター効果を持ちます。
(固有効果)
同じ縦列で魔法・罠カードが発動するのが発動条件なので、基本的に自分で魔法・罠カードを発動する際には【魔弾】モンスターと同じ縦列で発動するようにします。
また、同じ縦列で発動すれば良いので相手が自分の【魔弾】モンスターと同じ縦列で魔法・罠カードを発動した際にもこの効果は発動できます。
【魔弾】モンスターの効果テキスト詳細
【光属性/悪魔族/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カード1枚をデッキから手札に加える。
その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カード1枚をデッキから手札に加える。
テーマ内のカードへアクセスできる重要な効果。
状況に応じた【魔弾】モンスター、【魔弾】魔法・罠カードをデッキから手札に加えることができます。
【光属性/悪魔族/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合、手札から「魔弾」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
自分はデッキから2枚ドローする。
手札で余っている【魔弾】モンスターや【魔弾】魔法・罠カードを墓地へ送りつつ手札補充できます。
【光属性/悪魔族/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
既に発動して墓地へ送られている【魔弾】魔法・罠カードや、【魔弾の射手 ザ・キッド】で墓地へ送られた【魔弾】カードを回収可能。
【魔弾】モンスターも回収できますが、基本的には【魔弾】魔法・罠カードを墓地から手札に加えることになります。
【光属性/悪魔族/効果】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
デッキから「魔弾の射手 スター」以外のレベル4以下の「魔弾」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
デッキから「魔弾の射手 スター」以外のレベル4以下の「魔弾」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
サーチ効果を持つ【魔弾の射手 カスパール】、墓地回収効果を持つ【魔弾の射手 ドクトル】、手札交換効果を持つ【魔弾の射手 ザ・キッド】を状況に応じてデッキから特殊召喚できる便利な効果です。
★【魔弾】モンスターの重要なポイント
- 自分と同じ縦列で魔法・罠カードが発動すると効果発動
- フィールドに存在する限り【魔弾】魔法・罠を手札から発動できるようになる
■【魔弾】魔法・罠カードについての概要
速攻魔法カードと罠カードで構成されている
【魔弾】魔法・罠カードは速攻魔法または罠カードで構成されています。
本来遊戯王では、速攻魔法カードまたは罠カードを相手ターンに発動したい場合、フィールドへ1ターンの間セットする必要があります。
しかし【魔弾】魔法・罠カードは【魔弾】モンスターの効果によってフリーチェーンで手札から発動可能となります。
つまり、【魔弾】速攻魔法カードは自分・相手ターン中にも手札からそのまま発動可能、罠カードは1ターンフィールドへセットせずに手札からそのまま発動可能となります。
【魔弾】魔法・罠カードの効果テキスト詳細
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「魔弾」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで元々の数値の倍になる。
このカードを発動するターン、対象のモンスターは直接攻撃できない。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで元々の数値の倍になる。
このカードを発動するターン、対象のモンスターは直接攻撃できない。
攻撃力を倍にしたモンスターは直接攻撃が出来なくなるため、基本的には【魔弾】モンスターで攻撃力の高い相手モンスターと戦闘を行なうのを補助するのが主な役割となります。
相手ターン中でも手札から発動可能なため、相手の攻撃を牽制する役割もありますね。
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「魔弾」モンスターが存在する場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化される。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化される。
攻撃力・守備力を0ポイントにするだけでなく、同時にモンスター効果も無効化する速攻魔法カード。
戦闘補助としてもモンスター効果の妨害としても扱えるため非常に強力な【魔弾】カードです。
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「魔弾」モンスターが存在する場合、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
そのカードを破壊する。
表側表示のカードであればカードの種類を問わずに破壊できます。
フリーチェーンで発動可能なため、状況に応じてカードを破壊可能。
【カウンター罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「魔弾」モンスターが存在する場合、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その発動を無効にし破壊する。
ノーコストで魔法・罠カードの発動を無効にして破壊できるカウンター罠カード。
カウンター罠カードなので、相手にチェーンされづらいのも強み。
★【魔弾】魔法・罠カードの重要なポイント
- フィールドに【魔弾】モンスターが存在しなければ発動自体が不可能なカードが殆んど
- 同名【魔弾】カードは1ターンに1枚しか発動できない
【魔弾】リンクモンスター
【光属性/悪魔族/リンク/効果】
レベル8以下の「魔弾」モンスター1体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドのモンスターの数までデッキから「魔弾」魔法・罠カードを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
●相手フィールドの魔法・罠カードの数までデッキから「魔弾」モンスターを特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
(2):自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
メインデッキの【魔弾】モンスターは全てレベル8以下なので、メインデッキの【魔弾】モンスター1体を素材としてリンク召喚可能。
また、レベルを持つモンスターしかリンク素材に出来ないため、【魔弾の射手 マックス】を素材として【魔弾の射手 マックス】をリンク召喚できないようになっています。
相手フィールドに多くのモンスターが存在する場合にはこの効果を選択し、デッキからその分の【魔弾】魔法・罠カードをサーチしてモンスターの除去や戦闘をサポートできます。
相手が魔法・罠カードを多く伏せている場合、その伏せられたカードと同じ縦列にデッキから【魔弾】モンスターを展開すれば、固有効果の発動へ繋げられる確率が高くなります。
いずれも逆転を狙える強力な効果ですが、どちらも【灰流うらら】の効果によって無効化されてしまう危険性があるため、【墓穴の指名者】等のカードで対策をしたいところ。
■【魔弾】デッキの基本的な回し方
魔法・罠カードを発動する際には【魔弾】モンスターと同じ縦列で発動し、【魔弾の射手 カスパール】でのサーチ効果、【魔弾の射手 ドクトル】での【魔弾】魔法・罠カードの回収効果、【魔弾の射手 ザ・キッド】での手札補充効果を起動させ、手札に【魔弾】魔法・罠カードを蓄えます。
手札の【魔弾】魔法・罠カードで相手のカード除去やプレイ妨害、【魔弾】モンスターの戦闘をサポートし、相手とのアドバンテージの差を付けながら戦うのが【魔弾】デッキの基本的な戦術となります。
後攻で既に相手が大量のモンスターや伏せカードをセットしていた場合は不利になる場面が多いですが、【魔弾の射手 マックス】の登場によって巻き返す力が強くなりました。
おわりに
以上、【魔弾】デッキの簡易的な解説でした。
もしデッキを組みたいと思った方は、【魔弾】デッキを組む際に一緒に買った方が良い相性が良いカードについて書いた記事もあるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
また、優勝しているデッキレシピが気になるという方はこちらの記事をどうぞ。
コメント
相変わらずわかりやすく助かります!
固有効果は自分で能動的に狙っていけるのですね……やばそうなテーマです。
ライロも読ませていだきました~。
分かりやすかったのなら嬉しいです!
ライトロードの方も読んでくれたのですね~、ありがとうございます。
今リクエスト頂いた【アマゾネス】も書いてる途中なので楽しみにしておいてください!
なぜ魔弾の永続罠は魔弾モンスターの効果発動を阻害するのですか?すいません教えて下さい。
【魔弾】モンスターの効果の発動をするために永続罠カードを使用した場合、それ以降その魔法・罠ゾーンを使用できなくなるためですね。
少し解説が足りなかったかもしれません。
記事に追記しておきます!
なるほど❗
ありがとうございます。