はじめに
『【サイバー・ドラゴン】ってどんなテーマ?』
『【サイバー・ドラゴン】どんな戦い方をするデッキなの?』
この記事はそんな方へ向けて書かれた簡易的なテーマ解説記事です。
重要度が低いカードについては解説を省くことがございますが、ご了承ください。
目次ごとに項目が分かれていますので、自分の読みたい箇所のみをチェックすることもできます。
『【サイバー・ドラゴン】はどんなデッキか知ってるけど、どんなカードと相性が良いのかが分からない』という方はこちらの記事を。
また、『どんなテーマかはさておき、優勝してるデッキレシピが見たいよ!』という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
■テーマに存在するカードの種類
まずはじめにテーマ内には何種類のカードが存在するのかを確認してみましょう。
現在、【サイバー・ドラゴン】に関連する効果を持ったテーマカードは以下の通りとなります。
モンスターカード:12種類
魔法カード:6種類
罠カード:5種類
エクストラモンスター:10種類
合計:33種類
全部で【サイバー・ドラゴン】に関連する効果を持つカードは33種類あります。
今回の記事では、特に重要度が高い19種類のカードに絞り、解説を行います。
モンスターカード:4種類
魔法カード:4種類
罠カード:2種類
エクストラモンスター:9種類
リンクモンスター:1種類
合計:19種類
■【サイバー・ドラゴン】モンスターについて解説
デッキの中心!【サイバー・ドラゴン】
まず最初に、デッキの核となる【サイバー・ドラゴン】についての解説をします。
【光属性/機械族/効果】
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
効果は単純な展開効果で、特に変わった効果ではありません。
しかしこのカードはこのテーマの中でも一番重要なカードとして扱われます。
なぜなら、このテーマでは【サイバー・ドラゴン】を素材とした融合・エクシーズ・リンク召喚、【サイバー・ドラゴン】の蘇生・展開を行なう魔法・罠カードなど、必ず効果の中心には【サイバー・ドラゴン】が存在するのが特徴だからです。
★【サイバー・ドラゴン】の重要なポイント
- テーマ内のカード効果の中心には【サイバー・ドラゴン】が存在する
【サイバー・ドラゴン】モンスター
【サイバー・ドラゴン】デッキを組む上で欠かせないのが【サイバー・ドラゴン】モンスター。
ここでは3枚の【サイバー・ドラゴン】モンスターについて解説します。
ここで紹介するモンスターはフィールド・墓地に存在する限り、【サイバー・ドラゴン】として扱うモンスター効果を持っています。
そのため、デッキに複数の【サイバー・ドラゴン】を採用しているものと考えてもらえば良いです。
【光属性/機械族/効果】
このカード名の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(2):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
テーマ内の魔法・罠カードであればこの効果でサーチ可能。
この効果は召喚時にしか発動できないため、【サイバー・ドラゴン】デッキでは基本的にこのカードに召喚権を割くことになります。
デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
相手フィールドの状況に依存する発動条件ですが、デッキから任意の【サイバー・ドラゴン】モンスターを特殊召喚できます。
このように2つの効果でテーマ内のカードへアクセスできるため、デッキの中でもかなり重要なカードになります。
また、今後も【サイバー】魔法・罠、【サイバネティック】魔法・罠、【サイバー・ドラゴン】モンスターが増えるたびに重要度が増すモンスターであると言えます。
【光属性/機械族/効果】
このカード名の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードのレベルをターン終了時まで5にする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地からこのカード以外の「サイバー・ドラゴン」1体を選んで手札に加える。
このカードのレベルをターン終了時まで5にする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
自身のレベルを5へと変動できる効果。
後半に解説するエクシーズモンスター、【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】のランクが5なので、そのエクシーズ召喚へ繋げるための効果であると考えましょう。
自分のデッキ・墓地からこのカード以外の「サイバー・ドラゴン」1体を選んで手札に加える。
デッキから手札に加える場合は【サイバー・ドラゴン】を手札に加えることになります。
墓地のモンスターを手札に加える場合は、【サイバー・ドラゴン】に加えてモンスター効果で【サイバー・ドラゴン】として扱うモンスターも回収できます。
【光属性/機械族/効果】
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(2):手札からこのカード以外のモンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(3):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、攻撃力または守備力が2100の、自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
このカードを手札から特殊召喚する。
【サイバー・ドラゴン・コア】に召喚権を割きたいこのデッキにおいて、手札から自己展開できるこの効果は便利。
また、次の(3)の効果で墓地のモンスターを蘇生できる効果を持つため、蘇生したいモンスターを墓地へ送るのも良いでしょう。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
【サイバー・ドラゴン】の攻撃力は2100ポイントなのでこの効果で蘇生可能。
また、後半に解説する【サイバー・ドラゴン・ズィーガー】、【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】、【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】などのエクストラモンスターなども条件を満たすため、蘇生可能です。
★【サイバー・ドラゴン】モンスターの重要なポイント
- フィールド・墓地に存在する間だけ【サイバー・ドラゴン】として扱う
【サイバー・ドラゴン】をサポートする魔法・罠カード
ここでは【サイバー・ドラゴン】モンスターをサポートする効果を持った4枚の魔法・罠カードについて解説します。
ここで解説するカードは全て【サイバー】、【サイバネティック】と名前のつく魔法・罠カードなので、【サイバー・ドラゴン・コア】の召喚時に発動する効果でサーチ可能です。
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターまたは通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
(2):相手によってこのカードの発動が無効になり、墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
テーマ内でも重要となる【サイバー・ドラゴン】モンスターのサーチ効果。
状況に応じたモンスターをサーチします。
墓地のこのカードを手札に加える。
発動が無効にされた際にも手札コストを支払うことでもう一度このカードを手札に加えられる保険の効果。
【エマージェンシー・サイバー】は1ターンに1枚しか発動できない縛りを持ちますが、発動自体が無効にされているので、そのターン中にそのまま、このカードを発動することができます。
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
このカードの発動時に自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
●デッキから機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地の機械族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
その機械族・光属性モンスターをデッキに戻す。
このカードの発動時に自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
テーマ内の【サイバー・ドラゴン】モンスターは全て「機械族・光属性」なのでこの効果でサーチ可能。
他にも【サイバー・ドラゴン】デッキと相性が良い【銀河戦士】などのモンスターもこの効果でサーチ可能。
その機械族・光属性モンスターをデッキに戻す。
墓地では有効活用が難しい、またはデッキへ存在してもらいたいモンスターを対象として発動しましょう。
このカードはサーチカードとして見る場合、サーチ範囲が【エマージェンシー・サイバー】より広いのが強み。
しかしこちらは墓地に【サイバー・ドラゴン】が最低でも1体存在しないと発動自体が不可能なため、初動として安定しているのは【エマージェンシー・サイバー】であると言えるでしょう。
【通常魔法】
(1):自分の手札・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果では破壊されない。
手札の【サイバー・ドラゴン】の展開、または墓地の【サイバー・ドラゴン】モンスターの蘇生を行ない、更に効果破壊耐性を付与します。
特殊召喚成功時にレベルを変動することができる【サイバー・ドラゴン・ヘルツ】の蘇生、【サイバー・ドラゴン・ネクステア】の特殊召喚による更なるモンスター展開など、使用方法は様々。
【通常罠】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「サイバー・ドラゴン」を任意の数だけ選んで除外する(同じレベルは1体まで)。
その後、除外した数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。
(2):フィールドのこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
その後、除外した数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。
【サイバー・ドラゴン】、またはフィールド・墓地で【サイバー・ドラゴン】として扱う【サイバー・ドラゴン】モンスターを任意の数だけ除外し、その数だけ相手フィールド上のカードを対象に取らずに破壊します。
除去方法としてはかなり強力ですし、除外された【サイバー・ドラゴン】は、後半に解説する【サイバーロード・フュージョン】の効果で有効活用できるので無駄もありません。
デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
【サイバー・ドラゴン・コア】に似た、テーマ内の魔法・罠カードのサーチ効果。
破壊されれば効果を発動できるので、自分自身でこのカードを破壊してこのサーチ効果を起動させることも可能ではあります。
また、(1)とこの(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度ずつ発動可能。
そのため、例えば相手がこのカードを【サイクロン】などの効果で破壊しようとした時、このカードを発動して(1)の効果でフィールドのカードを破壊、次に【サイクロン】の効果処理でこのカードが破壊され、そのままこの(2)の効果の発動へと繋げられます。
■【サイバー】エクストラモンスター
ここでは【サイバー・ドラゴン】を素材とする、または【サイバー・ドラゴン】に関する効果を持ったエクストラモンスター、合計9枚の解説をします。
【サイバー】融合モンスター
まずは【サイバー・ドラゴン】モンスターを素材として融合召喚できる、4枚の融合モンスターについて解説します。
【光属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
【サイバー・ドラゴン】またはフィールドで【サイバー・ドラゴン】として扱われるモンスター2体で融合召喚可能。
単純で強力な効果。
元々の攻撃力も2800と高いため、状況によっては相手のライフポイントを一気に削ることができます。
【光属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
【サイバー・ドラゴン】またはフィールド・墓地で【サイバー・ドラゴン】として扱われるモンスター3体で融合召喚可能。
貫通効果。
このカードの攻撃力は4000ポイントと非常に高いため、高い貫通ダメージが期待できます。
【光属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」モンスター+機械族モンスター×2
(1):自分の墓地に機械族の融合モンスターが存在する場合、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):融合召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、自分フィールドの融合モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
素材の数は3体必要ですが、【サイバー・ドラゴン】を1体でも含めれば後は『機械族』であれば融合素材にできるため、比較的融合召喚を狙いやすくなっています。
この耐性を得られれば、守備力が4000ポイントかつ対象耐性と効果破壊耐性を持った強力な壁モンスターとして活躍できます。
自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。
相手に依存する部分が大きい発動条件ではありますが、『手札・デッキ・墓地』と幅広い範囲から【サイバー・ドラゴン】を特殊召喚可能。
このターン、自分フィールドの融合モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
【サイバー・ドラゴン】融合モンスターは高い攻撃力を持ち、複数回の攻撃を行えるモンスターも存在します。
しかし耐性を持っていないために簡単に相手に除去されてしまうことが多いため、この効果で耐性を付与できるのは魅力的。
【闇属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが融合召喚に成功した時、このカードの融合素材としたモンスターの数まで
フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。
このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
最低でも2体の融合素材で融合召喚可能。
また、『【サイバー・ドラゴン】モンスター』であれば融合素材にできるため、手札に存在する状態の【サイバー・ドラゴン・コア】、【サイバー・ドラゴン・ヘルツ】、【サイバー・ドラゴン・ネクステア】なども融合素材として使用可能。
フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
相手の魔法・罠カードを除去することで、安全に戦闘を行える準備を整えます。
または自分の【サイバネティック・オーバーフロー】を破壊し、サーチ効果を起動させることも可能。
デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。
このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
テーマ内のモンスターは殆んどが『機械族・光属性』のモンスターなのでこの効果でデッキから墓地へ送ることができます。
テーマ内であれば墓地で効果を発動する【サイバー・ドラゴン・コア】、【サイバー・ドラゴン・ヘルツ】などを墓地へ送ったり、テーマ外のモンスターであれば【サイバー・ファロス】などのモンスターも墓地へ送ることが可能。
2体の『機械族・光属性』のモンスターを墓地へ送った場合、このカードはバトルフェイズ中に3回の攻撃を行なうことができます。
後半に解説する【サイバー・ドラゴン・ズィーガー】などで攻撃力を強化した状態であれば、このカードだけでゲームエンドまで持ち込めます。
★【サイバー】融合モンスターの重要なポイント
- 最低でも1体の【サイバー・ドラゴン】を融合素材とする
融合召喚をサポートする魔法カード
ここでは先程解説した4種類の融合モンスターをサポートする効果を持った2枚のカードを紹介します。
また、この2枚のカードは【サイバー・ドラゴン・コア】の効果でデッキからサーチすることができます。
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールド及び除外されている自分のモンスターの中から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
フィールドだけでなく除外されているモンスターも融合素材にできる速攻魔法カード。
【サイバネティック・オーバーフロー】等のカード効果で除外した【サイバー・ドラゴン】モンスターを素材に融合召喚を行なうことができます。
このカードを発動した後はこの効果で特殊召喚した融合モンスターでしか攻撃を行えなくなります。
逆にいうと、このカードを発動する前ならば攻撃をすることは可能。
なので、攻撃可能なモンスター全てで相手プレイヤーへ攻撃した後、このカードを発動して【サイバー】融合モンスターを融合召喚し、そのモンスターで相手プレイヤーへ更に追撃が可能。
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」1体をリリースして発動できる。
「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材とする融合モンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、直接攻撃できず、次のターンのエンドフェイズに破壊される。
【サイバー・ドラゴン】をリリースすることで、本来なら融合素材を調達しづらい融合モンスターであってもエクストラデッキから特殊召喚できます。
バトルフェイズ中、既に攻撃を終了した【サイバー・ドラゴン】をリリースしてこのカードを発動し、この効果で特殊召喚した融合モンスターで追撃をしたり、破壊されそうになった【サイバー・ドラゴン】をリリースしてサクリファイスエスケープをしたりと、発動の方法は様々。
特殊召喚したモンスターは直接攻撃できませんが、相手モンスターへの攻撃は可能。
2回攻撃可能な【サイバー・ツイン・ドラゴン】でのモンスター殲滅、最大3回攻撃可能な【キメラテック・ランページ・ドラゴン】での墓地肥やしとモンスター殲滅、貫通効果を持つ【サイバー・エンド・ドラゴン】での守備表示モンスターへの攻撃、壁モンスターとして優秀な【サイバー・エタニティ・ドラゴン】の展開など、状況に応じた融合モンスターを特殊召喚しましょう。
デメリットとしてこの効果で特殊召喚されたモンスターは破壊されてしまいますが、破壊のタイミングはこのカードを発動した次のターンのエンドフェイズなので十分に活用できる時間があります。
【サイバー】エクシーズモンスター
ここでは【サイバー・ドラゴン】に関する効果を持った2枚のエクシーズモンスターについて解説します。
【光属性/機械族/エクシーズ/効果】
機械族レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
また、1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードが相手の効果によって墓地へ送られた場合、機械族の融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。
元々のレベルが5である【サイバー・ドラゴン】【キメラテック・ランページ・ドラゴン】、や、自身の効果によりレベルが変動した【サイバー・ドラゴン・ヘルツ】などを素材としてエクシーズ召喚します。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
【サイバー・ドラゴン】または墓地で【サイバー・ドラゴン】として扱うモンスターを蘇生可能。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。
このカード自身の攻撃力を大幅に強化できる起動効果。
しかしこのカードは【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】のエクシーズ素材となる場合が多いため、自身の攻撃力を強化するこの効果は使用される場面が少ないです。
相手依存の効果なので狙って発動する効果ではありませんが、その分効果は強力。
特にデメリット無く機械族融合モンスターを特殊召喚できます。
テーマ内の融合モンスターは全て機械族なのでこの効果で特殊召喚可能。
【光属性/機械族/エクシーズ/効果】
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
本来のエクシーズ素材を調達するのは困難なため、基本的には【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】に重ねてエクシーズ召喚することになります。
【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】をエクシーズ召喚し、そのままこのカードをエクシーズ召喚した場合、素材の数は3つとなるため、初期状態でも攻撃力を600ポイント強化できます。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
相手のモンスターを自身のエクシーズ素材として除去可能。
エクシーズ素材が増えることで(1)の攻撃力上昇にも繋がります。
その発動を無効にし破壊する。
『カード効果の発動』であれば発動を無効にして破壊できる効果。
発動するカードの種類、場所を問わないため、非常に強力。
また、この効果の発動に必要なエクシーズ素材も(2)の効果で調達できるため、フィールドに維持できれば相手に大きなプレッシャーを与えられるエクシーズモンスターです。
【サイバー】リンクモンスター
ここでは【サイバー・ドラゴン】等を素材にリンク召喚可能な1種類のリンクモンスターを解説します。
【光属性/機械族/リンク/効果】
「サイバー・ドラゴン」を含む機械族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(2):このカードが攻撃宣言をしていない自分・相手のバトルフェイズに、自分フィールドの攻撃力2100以上の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで2100アップする。
この効果の発動後、ターン終了時までこのカードの戦闘によるお互いの戦闘ダメージは0になる。
【サイバー・ドラゴン】デッキであれば容易にリンク素材を調達できます。
例えば【サイバー・ドラゴン・ネクステア】で機械族モンスターを蘇生すればそのままこのカードのリンク召喚へと繋げられますね。
リンクマーカーは下と左に存在するため、エクストラモンスターゾーンとメインモンスターゾーンのどちらでもマーカーを有効に扱えます。
なので、【サイバー・ドラゴン・ネクステア】や【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】の効果でこのカードを墓地から蘇生した時にリンク先が確保できるようになっています。
メインデッキの【サイバー・ドラゴン】モンスターと同じように【サイバー・ドラゴン】として扱うモンスター効果を持ちます。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで2100アップする。
この効果の発動後、ターン終了時までこのカードの戦闘によるお互いの戦闘ダメージは0になる。
自分の相手のバトルフェイズであれば任意のタイミングで機械族モンスターの攻撃力を上昇できる便利な効果。
テーマ内の上級モンスターであれば殆んどがこの効果のサポート圏内です。
自分のターンであれば戦闘補助となり、相手ターンであれば相手の攻撃を牽制させる効果となります。
効果の発動後の戦闘ダメージが0になるデメリットはこのカード自身の戦闘においてしか発生しないため、他の複数回の攻撃が可能な【サイバー・ツイン・ドラゴン】、【サイバー・ランページ・ドラゴン】などの機械族モンスターの攻撃力を上昇させれば大きなダメージ上昇が狙えます。
また、このカード単体でもこのカードを対象として効果を使用し、このカードの攻撃力を4200ポイントまで上昇させることができるため、戦闘ダメージを与えられなくても上級モンスターを戦闘破壊できるアタッカーとして活躍可能。
融合魔法なしで特殊召喚可能なモンスター
ここでは融合モンスターの中でも異質な、フィールドの融合素材を墓地へ送れば融合魔法カード無しで特殊召喚可能な2枚の融合モンスターについて解説します。
【闇属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」モンスター+EXモンスターゾーンのモンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
(1):このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1200になる。
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
【サイバー・ドラゴン】に加えてエクストラモンスターゾーンのモンスターであれば素材として利用できる融合モンスター。
フィールドに素材が揃っていれば融合召喚する必要は無く、フィールドの素材を墓地へ送ることでエクストラデッキから特殊召喚できます。
ここで、ポイントとなるのが『相手フィールド上のモンスターも素材として墓地へ送ることができる』という点。
例えば自分が【サイバー・ドラゴン】だけを展開すれば、相手のエクストラモンスターゾーンのモンスターと自分の【サイバー・ドラゴン】を墓地へ送ることでこのカードを特殊召喚できます。
チェーンブロックを組まず、対象にも取らないためモンスター除去の方法として最高峰であるといえます。
元々の攻撃力は0なので、この効果でステータスアップを図ります。
【闇属性/機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
(1):このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
【キメラテック・メガフリート・ドラゴン】と同じく融合素材を自分・相手のフィールドから墓地へ送ることでエクストラデッキから特殊召喚可能。
素材は【サイバー・ドラゴン】に加えて『機械族モンスター1体以上』なので、【キメラテック・メガフリート・ドラゴン】に比べると相手のモンスターを素材として除去できる確率は低くなりますね。
しかし相手が『機械族』を多く扱うデッキなら、相手の場のモンスターを一掃しながらこのカードをフィールドへ展開できます。
【キメラテック・メガフリート・ドラゴン】に比べると素材1体ごとの上昇値は低いですが、素材とできるモンスターの最大数はこちらの方が多いため、最終的な攻撃力は【キメラテック・メガフリート・ドラゴン】を上回ることもあります。
★【キメラテック】融合モンスターの重要なポイント
- フィールドの素材を墓地へ送ることで特殊召喚可能(融合必要無し)
- 相手フィールドのモンスターも素材にできる
- 元々の攻撃力は0で、融合素材の数によってパワーアップ!
■【サイバー・ドラゴン】デッキの基本的な回し方
まずは【エマージェンシー・サイバー】の発動による【サイバー・ドラゴン】モンスターのサーチや、【サイバー・ドラゴン・コア】の召喚による【サイバー/サイバネティック】魔法・罠カードのサーチなどを行い、手札を整えます。
テーマ内には他にも【サイバー・リペア・プラント】がサーチカードとして存在するため、状況に応じたカードを手札に加えられます。
後攻であれば【サイバー・ドラゴン】を展開して相手のエクストラモンスターゾーンのモンスターを除去しつつ【キメラテック・メガフリート・ドラゴン】を展開したり、【キメラテック・ランページ・ドラゴン】で相手の魔法・罠を除去しつつ相手プレイヤーへの攻撃の準備を整えられるなど、基本的に有利に立ち振る舞うことが可能。
そのまま相手に攻撃してライフを一気に削ることがデッキの基本的な戦術となります。
先行であれば無理に動かずに【サイバー・ドラゴン・ズィーガー】を壁モンスターとして展開したり、【サイバネティック・レボリューション】で【サイバー・エタニティ・ドラゴン】を壁モンスターとして展開したり、【サイバネティック・オーバーフロー】で相手の妨害をしたりして自分のターンが回ってくるのを待ちます。
または【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】からの【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】で先行から制圧する事も可能ではあります。
おわりに
以上、【サイバー・ドラゴン】デッキの簡易的な解説でした。
もしデッキを組みたいと思った方は、【サイバー・ドラゴン】デッキを組む際に一緒に買った方が良い相性が良いカードについて書いた記事もあるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
また、優勝しているデッキレシピが気になるという方はこちらの記事をどうぞ。
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